2012年10月7日日曜日

────千葉────
大型物流施設、湾岸に続々

 
  大型物流施設が県内で活況を呈している。業容拡大を続けるインターネット通販企業などが、都心へアクセスの良い湾岸部に拠点を構える例が目立つ。商品を保管する倉庫としての機能だけでなく加工なども手がけ、数百人規模の従業員が働く施設も。地元自治体も雇用や税収につながると期待している。(武田泰介) 
 物流施設運営のプロロジス(東京)は28日、習志野市茜浜で大型物流施設「プロロジスパーク習志野4」の建設に着手した。埋め立て地の突端に建設する地上5階、延べ約10万8500平方メートルの全フロアを衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイ(千葉市美浜区)が借り受ける。2013年8月に完成予定で、リース料の総額は約125億円だ。

 ゾゾタウンは若者に人気のファッションブランドなどを数多くそろえ、登録会員は437万人。今後も商品取扱量の拡大を見込んでおり、物流センターを一気に4倍の規模に広げることにした。新たな施設ではアルバイトも含め数百人のスタッフが勤務し、入荷した衣料品を採寸し直したり、サイトに載せる写真を撮影したりする。前沢友作社長は起工式で「物流センターは当社の成長に欠かせない戦略拠点。素晴らしい施設に出合えて感謝している」と述べた。

 プロロジスは10年にも市川市塩浜の施設でインターネット通販大手の楽天と賃貸契約。近隣には米系ネット通販のアマゾンジャパンも物流センターを構える。ジュピターショップチャンネル(東京)とQVCジャパン(千葉市美浜区)のテレビ通販2強も県内に商品センターがある。

 もともと高速道路などの交通網が発達し、成田・羽田両空港にも近い県内湾岸部は「人気の高いエリア」(プロロジス)。住宅街が近く、人手を集めやすいことも、施設が集積する要因という。米系不動産サービス会社CBREの瀬尾茂之氏は「店舗を持たない通販会社にとって物流施設の重要度は高い。利便性が良く、江東区など都内より賃料が安いことも増えている理由」と話す。

────2012年5月29日 読売新聞────

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