2012年4月25日水曜日

住宅着工8・7%減4万1142戸
浦安など湾岸エリア苦戦
11年県内過去40年で最低

 
 2011年の千葉県内新設住宅着工戸数が前年比8・7%減の4万1142戸で、過去40年で最低となったことが14日、県のまとめで分かった。特に浦安市、習志野市など東京湾岸の都市部で減少が目立ち、100戸以上の大規模マンションは6割減と落ち込んだ。県建築指導課は「東日本大震災による液状化被害の影響も考えられる」とみている。着工戸数は、長引く景気低迷の影響で、過去40年間で最低だった2009年の4万2526戸からさらに減少。ピークだった1972年の10万5864戸の4割を下回った。データがある51年以降で、11年より着工数が少なかったのは、直近で高度経済成長期の67年(約3万7千戸)までさかのぼる。
 
 新設住宅の内訳は、賃貸、分譲、持ち家などで、このうち賃貸が14・9%減の1万4086戸と下落幅が大きかった。同課は「前年に国の官舎の大量供給があった反動減が一因とみられる」としている。
────2012年02月15日千葉日報────
 

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