2012年4月20日金曜日

仮設住宅全戸に暖房器具
被災者の防寒対策で県
────千葉県議会・常任委────

 
 12月千葉県議会は12日、県土整備と商工労働企業の2常任委員会が開かれた。県は、東日本大震災の被災者が暮らす旭市と香取市の仮設住宅の防寒対策として、ホットカーペットや電気こたつを設置したことを明らかにした。師走に入り冷え込みが厳しさを増す中、仮設住宅に入居する全世帯に暖房器具が増設されたことになる。

 【県土整備】県住宅課によると、震災を受け県内では旭市内の2カ所に計176世帯453人、香取市の1カ所に30世帯77人が応急仮設住宅に入居している。

 仮設住宅には各戸にエアコンが設置されているが簡易なプレハブづくりのため、冬の冷え込みが厳しく、厚生労働省は10月、石油ストーブや電気こたつなどの暖房器具の設置についても国庫補助の対象となることを通知。県も暖房器具の増設について、管理を委任している旭、香取市と協議してきた。

 両市の要望などを受け、県は今月2日、香取市にはホットカーペットを30戸全戸に、旭市では敷き布団、掛け布団を含む電気こたつを希望する36戸に設置。旭市では、民間企業から140台のこたつが寄贈されているため、全戸に暖房器具が増設されたことになる。同課は「入居する被災者に年末年始を少しでも快適に過ごしてもらいたい」と話した。

────2011年12月13日千葉日報────

0 件のコメント:

コメントを投稿