県教育委員会が示した夷隅地域の県立大原、岬、勝浦若潮高校の3校統合案に対して、石田義広・御宿町長や町農漁業組合長らが21日、県庁を訪れ、3校の存続を求める要望書と、2531人の署名簿を県教育長あてに提出した。
要望書は「水産業、農業を基幹産業としている外房地域にとって、多くの担い手を輩出してきた」として、勝浦若潮高の海洋科学系列、岬高校の園芸科を存続させ、計画見直しを求めるもの。要望書を提出した石田町長は「町から3校に通う生徒も多く、統合は地域の活力をそぐ。もっと地元の声を聞いてほしい」と訴えた。
県の統合案は、15年度から3校を統合し、校舎は大原高を使用して新たに総合学科を設置するもの。県教委は「県議会の審議なども踏まえ、年度内には方針を決めたい」としている。【斎藤有香】
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