高いレベルの貿易自由化を目指す環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加問題で、県内の農協など農林水産関係の団体でつくる「TPP交渉対策千葉県連絡会議」は22日、県庁で、交渉参加反対に関する要請書を森田健作知事に提出した。
要請書は「県の農林水産業をはじめとする地域経済、県民生活を守るため、例外なき自由化を強いる交渉に参加しないよう、国に対して強い働きかけ」を県に求める内容。同会議代表の、林茂寿・JA千葉中央会会長は「県議会でもTPP交渉参加反対の意見書を採択してもらい、心強く思っている。市場原理に支配されず、県民生活を守るため、知事も強く働きかけてほしい」と訴えた。
これに対し、森田知事は「千葉は全国3位の農業県。TPPに関しては、あまりにも情報不足だと感じる」と話したが、交渉参加の賛否については明言を避けた。
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