成田空港を生かしたカジノや国際会議場を含む複合施設(IR)の導入可能性を検討している県は18日、成田市内でシンポジウムを開き、基礎調査を受託した三菱総研が、中間報告を行った。インターネットによる日本人1500人(うち年収1千万円以上が千人)へのアンケートで、カジノを含む総合娯楽IRが成田空港周辺に出来た場合、訪問意欲を示したのは5割程度。アジアの旅行会社15社への意識調査では、訪問先を日本に変えるカジノVIP客の割合を「1~2割」と見込む回答が多かった。
前提として(1)空港隣接地に中低層で延べ床面積20万平方メートルの日本文化体験型のIR(2)空港からやや離れた場所に高層建築で同50万~60万平方メートルの国際標準型IR-の2パターンを仮定。訪問意欲を示した日本人は(2)の方がやや多かったが、国内旅行会社12社に聞いた訪日外国人客の拡大見込みでは(1)が上回った。
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