県内外の自然保護団体など70団体でつくる「三番瀬を守る署名ネットワーク」(田久保晴孝代表)は14日、三番瀬のラムサール条約登録に向け、8年にわたって集めた14万2019筆の署名簿を県に提出した。登録に向けた地元の合意形成など、積極的な働きかけを求めた。
同条約登録を巡っては「三番瀬の保全につながる」と早期登録を望む声がある一方で、「漁場再生など再生事業が先。時期尚早だ」とする声もあり、地元の意見が割れてきた。
署名活動は04年4月に開始。韓国での締約国会議(08年)に向けて活動してきたが、同会議での登録が難しいことが判明し、提出が先延ばしにされてきた。同ネットワークの織内勲事務局長は「署名してくれた人に失礼という意見があり、7月のルーマニアでの締約国会議を前に提出することにした」と説明。「(県は)14万人が望んでいることを重く受け止めてほしい」と話した。【味澤由妃】
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