4月から食品に含まれる放射性セシウムの新基準値が施行されることについて、森田健作知事は23日の県議会で「簡易検出器では基準値の厳しい飲料水や牛乳などには対応できない」として、現在、県の衛生研究所と農林総合研究センターにある高精度のゲルマニウム半導体検出器で、当面は検査などに対応する方針を示した。横堀喜一郎議員(民主)の代表質問に答えた。
森田知事は答弁で「精度の高い検出器は高額な外国製品で入手困難なうえ、設置場所の整備が必要となるなど課題がある」と述べた。 新基準値では、飲料水は1キロ当たり10ベクレル(暫定規制値は同200ベクレル)、牛乳は50ベクレル(同)となる。【斎藤有香】
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