県庁不正経理問題で、不正な手法で県職員が、取引業者の口座に蓄えていたプール金(公金)について、県は17日、職員や業者からの返還金が1月31日現在で10億4400万円となり、返還すべき損害額10億3900万円を500万円上回ったと発表した。
県行政改革推進課によると、返還額の内訳は、職員やOBら計3677人から計約8億7500万円、業者からは1億6900万円。プール金未返還の業者は9社で計約2億5100万円あり、うち6社は分割返納中だが、1社は約8100万円分の返還に応じず、2社は倒産などで関係者と連絡が取れないという。
未返還金について県は、返還期限の13年3月まで、業者などに返還を求めるが「不正経理は一義的には県職員の責任。業者に強制して返還を求めるなど法的な手続きは取らない」としている。
上回った返還金について同課は「今後も業者側にひき続き、期限まで返済を求めていく以上、現時点では何とも言えない」としている。
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