2012年6月1日金曜日

「明るい会」が総会とつどい
────小松実ブログ────

 
 「憲法がいきる明るい千葉県をつくる会」(通称「明るい会」)の総会と新春のつどいがあり、記念の講演をさせていただきました。「明るい会」は、毎回、知事選挙に候補者を立て、県政の民主的転換をめざしてきた団体。千葉労連をはじめ、多くの民主的団体が名を連ねています。日本共産党も参加団体の一つで、私も代表委員の一人です。

 まずは総会。小林洋二元全労連議長の開会のあいさつのあと、松本悟千葉労連議長が、この間の取り組みと今後の運動方針案を提案し、会計報告や役員体制の確認が行われました。

 駆け足の総会のあと、記念講演ということでお話をさせていただきました。知事選挙を1年後に控え、プログラムには「森田県政と知事選基本政策、勝利の展望」とありましたが、要望もあり、まず、先の県議会予算委員会での再生可能エネルギーのお話をさせていただきました。  予算委員会で使ったパネルを持ち込んで、かいつまんでの論戦の紹介。さて、1年後には知事選挙が、というところで残りの時間は、15分を切っていました。プログラムの関係で、持ち時間が20分ほど削られていました。大急ぎで、先の知事選以来の、明るい会をはじめとする県民世論と運動の成果に触れました。子どもの医療費助成は、入院が中学卒業まで拡大されたこと。その歴史的経過は、レジュメに書いてあるからと飛ばしました。私学助成の拡充も、この間の知事選で大きな争点にしてきました。前進は、大きな成果です。さらに、私立学校等の耐震化工事への補助金制度の実現や業務委託契約書改善の全庁実施などに触れました。

 ところで、森田県政の現状は、ということで、八ツ場ダムやつくばエクスプレス沿線開発、かずさアカデミアパークや巨大道路など、引き続き巨大事業への浪費が止まらないこと。一方で、千葉県の65歳以上人口10万人当たりの特別養護老人ホームの定員数が、1275人で全国最低であることなど、医療・福祉の遅れは深刻であること。教育反動の危険性と条件整備の遅れも指摘しました。最後に、野田内閣による法人実効税率の5%減税、証券優遇税制の延長が千葉県財政にも深刻な影響をもたらしていることを指摘、法人事業税の法で認められた超過課税の実施で、110億円の税収増になることなど、財源策も示しました。そして巨額の補助金で大企業を呼び込むのではなく、再生可能エネルギーの開発普及などによる地元事業者の育成などで地域経済の活性化を図るべきだし、そういう夢と希望の湧く千葉県を一緒につくろうと結びました。

 つどいでは、ニューフィルの組合員も駆けつけ、演奏。大木伝一郎農民連会長の音頭で乾杯、懇親に移りました。

0 件のコメント:

コメントを投稿