2012年6月19日火曜日

平均708円値上げ
自治体間で最大1800円差も
────千葉県内の介護保険料────

 
 県内54市町村のうち49市町村で介護保険料が今月から改定され、65歳以上の高齢者(第1号被保険者)の保険料は月額平均で708円値上げされる。1人当たりの月額保険料は昨年度平均の3715円から4423円にアップする。最も高額な九十九里町と、最も安い四街道市では1800円の開きがあった。高齢化の進行に伴い、要介護認定者が増加しているのが大きな要因だが、自治体の財政力や高齢化率の進行度合いによる料金格差も浮き彫りになった。

 介護保険は各市町村が運営し、保険料を定める介護保険事業計画は3年ごとに見直される。2012~14年度の第5期計画の保険料は各市町村議会で承認され、4月から新料金での運営がスタートしている。

 県保険指導課のまとめによると、今回の改定で料金を据え置いたのは四街道、我孫子、白井の3市と酒々井、神崎両町の5市町。 値上げした49市町村をみると、引き上げ率が最も高いのは香取市の46・4%(1300円)、次いで銚子市が40・6%(1162円)で、伸び率が4割を超えた。30%台は成田市(37・2%)や横芝光町(36・4%)など5市町だった。

────2012年04月09日千葉日報────

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