東京湾アクアライン近くに完成した大型商業施設「三井アウトレットパーク木更津」。11日の内覧会に訪れた多くの地元住民を見ながら、森田健作知事は感無量の様子だった。 開発が決まった平成22年、三井不動産から「アクアラインの通行料が800円だから建設を決断したが大丈夫か」とクギを刺された。21年開始の通行料引き下げの社会実験は2年間。内心は「ぎくっ」としたが、役者魂を発揮。何食わぬ顔で「私がいる限り大丈夫」と返したという。その後は「政治生命をかけた」と期間延長に尽力。「雇用創出など経済効果を考えると、喉から手が出るほど欲しかった」 通行料引き下げは、アウトレットのためだけではない。「経済面では首都圏の大動脈。防災面では災害時の代替道路」。次の期限は25年度だが、「恒久化に向けて準備している」と自信ありげに笑った。────2012.4.15[週刊知事 千葉・森田健作]産経────
0 件のコメント:
コメントを投稿