2012年6月1日金曜日

市町村で50ベクレル超、再検査
千葉県・4月新基準で体制強化
────農水産物セシウム────

 
4月からの放射性セシウムの新基準について県が開催した説明会には、市町村や農林水産団体の関係者ら約140人が参加した=27日、千葉市中央区の県文書館 食品に含まれる放射性セシウムの基準値が4月1日から1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレルに引き下げられるのを受け、千葉県は27日、現行の県産農林水産物の検査体制を強化する新年度の検査計画を発表した。市町村の簡易検査で基準値の半分の50ベクレルを超えたものは、県が高性能の測定器で再検査して出荷の可否を判断するなど国の指針をより厳格化。県内の主要農産物を重点的に調査するほか、検査品目や検体数も大幅に増やし、安全性確保に努める。

 県内では同日現在、原木露地栽培のシイタケが5市で、茶葉が6市で暫定基準値を超え出荷停止となっているほか、香取市など3市のタケノコと手賀沼のモツゴ、フナが新基準値を超過し、県が出荷自粛を要請している。県農林水産部によると、農産物のモニタリング検査では、市町村や農協などが持つ簡易分析機器で検査を行い、50ベクレルを超えた場合は、県がゲルマニウム半導体検出器で再検査を実施し、基準値内なら出荷を認める。

────2012年03月28日 千葉日報 明乳争議────

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