2012年8月8日水曜日

九十九里浜、内陸3キロまで 東京湾で最大3メートル
県が津波予測
震度6強を想定した液状化しやすさマップ

 県は25日、東日本大震災を受け、従来の津波被害想定を大幅に見直した「津波浸水予測図」と、震度別に液状化の被害予想を示した「液状化しやすさマップ」を公表した。津波の高さごとに浸水地域を示した予測図では、震災で多くの犠牲者を出した旭市など九十九里浜で海岸線から内陸約3キロまで浸水すると予測。これまで津波被害を想定していなかった東京湾内にも最大で3メートルが押し寄せ、木更津や浦安、船橋市では市街地の一部で浸水被害が発生するとした。予測図は県内市町村が今後策定する津波ハザードマップや避難計画の基礎資料となる。
 
  液状化や地震被害について学識経験者の意見を聞く「東日本大震災千葉県調査検討専門委員会」(座長・中井正一千葉大大学院教授)の最終会議が同日開かれ、県が報告した。 
 県防災計画課によると、今回の津波浸水予測図は、気象庁の津波警報に対応して10、5、3メートルの津波高で被害想定を見直した全国初の図面。これまで津波想定のなかった富津岬から江戸川河口までの東京湾内湾では、湾口の津波高を10メートルとし、湾内に進入後、君津市で2・6メートル、木更津市で3メートル、船橋市で2・3メートルなどとした。
  詳細は千葉県HPに掲載。

────2012年04月26日千葉日報────

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