自民党県連は28日、第55回定期大会を千葉市美浜区のホテルで開き、次期衆院選での政権奪回に向け、党勢を拡大していく方針を確認した。国政では消費増税を巡って党内の意見が分裂するなど民主党の「失点」が続くが、自民党も支持率が低迷。最近では国会審議の全面拒否が批判を浴びるなど、支持率上昇の見通しは立たず、県内で選挙準備に取り組む候補予定者は不安を抱えているようだ。 「民主党は、さも自民党が足を引っ張っているようなことを言っているが、早く(社会保障と税の一体改革の審議を)やった方がいいと、国会で野田佳彦首相に言ったのは谷垣禎一総裁だ」。来賓としてあいさつに立った党本部の石原伸晃幹事長は、自民党の国会対応に党内外から批判が出ていることについて火消しに躍起だった。 自民党は、参院で問責決議を受けた2閣僚の続投に反発し、交代しない限り国会審議を全面拒否する強硬方針をいったん示した後に撤回。県連で、党本部の混乱ぶりに不満が高まっているためだ。────毎日新聞 2012年04月29日 地方版────
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