千葉県は1日、香取市の利根川で5月23日に捕獲した天然ウナギの放射性物質検査をしたところ、食品に関する国の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る1キロ当たり130ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。 利根川では4月25日にギンブナから同110ベクレルのセシウムが検出され、それ以降は水産物の出荷が自粛されている。天然ウナギも市場には流通していないという。 県内6漁業協同組合に所属する約20人が利根川で天然ウナギ漁に従事しており、平成21年の漁獲高は約8トンだった。9月に最盛期を迎える。 県は「ウナギは放射性物質が蓄積しやすい川底に生息するため、影響を受けた可能性がある」と分析している。────2012.6.1 産経────
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