2009年4月23日木曜日

千葉県議会 違法献金 真相語れ  みわ議員 森田知事を追及

 千葉県臨時議会が二十二日開かれ、三月の知事選で初当選した森田健作知事が所信表明演説を行いましたが、森田氏が自民党支部長を務めていながら「完全無所属」と名乗り県民を欺いたことや、違法献金など一連の問題には一言も触れませんでした。日本共産党のみわ由美県議は本会議で「有権者を欺いた知事の責任はきわめて重大」ときびしく批判しました。

 森田知事の副知事選任の議案に対する反対討論で、みわ氏は「知事がやるべきことは、自ら襟を正して政治的道義的責任を明確にすること」と批判。すでに設置された特別秘書、中村充弘氏が二〇〇六年度と〇七年度、知事の資金管理団体である「森田健作政経懇話会」の会計責任者をしていた人物だと指摘。知事が支部長を務めていた自民党支部が外国人・外国法人の持ち株比率が50%を超える企業からの違法献金を受け取り「懇話会」に流していた時期と重なるとして、「中村氏が政治資金問題に関与していたのではないかとの疑惑を持たれて当然。県民の理解は得られない」と糾弾しました。

 共産、民主、市民ネット・社民・無所属が提案した百条委員会設置を求める発議は、「急施を要しない」などとして自民・公明が反対。議題として取り上げることもしませんでした。同三会派は、議会後、県庁内で記者会見を開き、発議案上程拒否に抗議する声明を発表しました。

 議会は百十人が傍聴。森田知事が「政治とカネ」の問題について一言も弁明しなかったことに、抗議の声が上がりました。

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